バンス制度ってなに？風俗の給料前借り制度をわかりやすく解説！

お店からお給料を前借りできる「バンス制度」。

緊急時の強い味方ですが、滅多に使わないため知らない人も多い制度の一つです。ビギナー風俗嬢さんの中には、「存在を聞いたことはあるけど、ぶっちゃけよくわからない」という人もいるでしょう。

そこで今回は「バンス制度の基礎知識」「バンス制度を使える条件」「バンス制度を使うメリット・デメリット」をわかりやすく解説します！

この記事を読めばバンス制度の基本をしっかり理解できますよ。

風俗のバンス制度って何？

バンス制度（バンス）とは、風俗店からお給料を前借りできる制度のこと。「前払い」という意味の「アドバンス」が由来です。

バンスで借りたお金は、お店と一緒に返済計画を立てます。振り込みや手渡しではなく、「日々のお給料から1万円ずつ返済」のような天引きの形を取ることが多いです。

実は、バンス制度を導入している風俗店はそう多くありません。導入しているお店でも、バンス制度の存在を公にはしておらず、「キャストに聞かれたら答える」ということも。

というのは……バンス制度は、お店が「好意で」風俗嬢にお金を貸してくれる制度。

メリットがあるのは風俗嬢側のみで、お店としてはバンス制度を導入するメリットは少ないからです。

バンス制度で借りられる金額

バンス制度で借りられる金額は数万円～20万円くらいが限度です。一気に50万円以上貸してくれるお店はほとんどありません。

また、理由によっては借りられる金額が変わることも。たとえば「クレカを使いすぎて支払いができない！」といった自業自得な理由では、断られる可能性大……！

逆に「身内が事故にあって入院費が必要になった」「ストーカーのせいで早く引っ越さないといけない」など急を要する深刻な理由なら望みはあります。

しかし、「深刻な理由をでっち上げればたくさん貸してくれるよね♪」と考えてはいけません。嘘の理由でバンス制度を使うのは絶対にNG！

バンスを利用する際には「借りたい理由を正直に話すこと」と「話した理由を証明すること」が求められるからです。

つまり入院費を借りたいなら、経緯をしっかり話し、病院の領収書や処方箋などを揃えて事実証明をしなければいけません。

バンス制度を利用できる風俗嬢の条件

バンス制度を使える風俗嬢の条件を解説します！

在籍してからある程度の期間が過ぎている

在籍してある程度の年月が経っているのは最低条件です。バンス制度を利用するには、最低でも2ヶ月以上は在籍していないと難しいでしょう。

ただし、たくさん指名を返してお店に貢献しているなら、入店したばかりの女性でも利用できる場合もあります。足りない信頼を実績でカバーしているパターンですね。

当然ながら、入店当日にいきなり「バンスさせてください！」と言っても無理です！

バンス制度はお店との信頼関係を築いて初めて利用できる制度。初対面の女性にお金を貸してくれるお店はありません。

勤務態度が良く信頼できる

「当欠が少ない」「勤務態度が真面目」など、お店から信頼されることも大切です。

きちんと出勤する女性は、接客も誠実にやっているだろうと判断されます。つまり、お店から「指名を返せる見込みがある＝計画的に返済できる」と思ってもらえるわけです。

バンスはあくまでも借金。お店側が「この子、ちゃんと出勤しないしお客さんもつかなそうだし、お金貸しても返せないだろうな」と判断した時点でバンスを断られてしまいます……。

たまに「かわいい人気嬢は無条件でバンス制度が使える」と思っている人がいますが、それは間違い。

日頃から真面目に働いていて、お店に信頼されているからこそ、緊急時にバンスで助けてもらえるのです。芸能人並みのルックスだろうと、勤務態度が悪ければお店はOKしません。

身分・借金をしたい理由の証明ができる

入店時に提出した身分証明書以外に「追加で」個人情報を渡せることも、バンスを利用する条件のひとつ。

基本的に、バンス制度を使う際は「身分証明書（入店時に提出していれば不要）」や「実家の電話番号」「家族構成」などの個人情報を提出しなければいけません。

これは風俗嬢が返済を踏み倒すのを防ぐため。どんな人気嬢でも、バンスを利用する際は様々な証明を要求されます。

個人情報を渡すのを拒んだら、どれだけ長く勤務していたとしてもバンス制度は利用できないでしょう。

また、嘘の理由は個人情報提出の段階でバレます。お店が提出されたものの真偽を数日かけて調べる場合もあるからです。

たとえば、「同居中の母が病気でお金がない」と嘘をついたとしましょう。

お店から「じゃあその証明をして」と言われたため、ネット上にある薬や介護ベッドの写真を「私の家の写真です」と言って提出したとします。その場では納得してもらえるかもしれません。

しかし、ネット上の画像なんて検索すればすぐ見つかるもの。後日、店長から「この前見せてもらった写真なんだけど」と呼び出され……。

風俗店のバンス制度を使うメリット・デメリット

バンス制度を使うメリット・デメリットをわかりやすく紹介します。

バンス制度を使うメリット

バンス制度を使う大きなメリットは、無利子でお金を借りられる可能性が高い点です。

また、お店に信頼してもらっている女性なら、数十万円規模のまとまったお金をすぐ借りられるというのも魅力でしょう。

返済面も日々のお給料から天引きされるので、自分で振り込む必要なし。「返済し忘れで次の日の返済額が2倍」なんてピンチは起こりません。

返済計画を変更したい場合、すぐに店長に相談できるのもポイント！知らない金融会社の人に相談するより、見知った人と話し合えるほうが気が楽ですよね。

バンス制度を使うデメリット

バンス制度を使う大きなデメリットは、個人情報をほとんどすべてお店に渡さなければいけない点です。

なにかと理由をつけて返済計画の変更をお願いして返済を先延ばしにしていたら、渡した情報から実家に連絡を取られて家族に風俗バレ……というケースも。

また、基本的に全額返済するまではお店を辞められません。事故・病気などの理由で出勤できなくなっても、なんらかの方法で借金は返済しなければいけません。

さらに返済計画が甘いと、「バンスで借りたお金を返すために掛け持ち店でバンスを使う」という無限ループに陥ってしまう可能性も。

そしてバンスに依存してしまい、風俗卒業・昼職への転職が難しくなる人もいます。

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バンス制度を使うときの注意点

バンス制度を使う際は「無利子で借りられるか」「個人情報を本来の用途以外で使わないか」「条件を書面にしてもらえるか」を必ず確認してください。

ほとんどのお店は無利子で前借りさせてくれますが、利子付きで返済しなければいけないお店も0ではありません。利子がある場合は「何%なのか」「変動はあるか」の確認も忘れずに。

個人情報の取り扱いについても「本人確認および借金理由の確認以外で使わない」と約束してもらいましょう。系列店に横流しされたり、スタッフが匿名掲示板に書き込んだりするのを防ぐためです。

最後に、上記で確認した事項も含めて「条件を全て書面にしてもらえるか」確認するのも大事です。

この内容を書面で残してもらえればあとからトラブルになる心配もありません。もっと貸した・貸してないだの、利子があった・ないだのと揉めるのは避けたいですからね。

まとめ：バンス制度はあくまでも緊急時に利用しよう

それではバンス制度のおさらいです！

バンス制度は急なピンチを救ってくれる制度ですが、導入している風俗店は少ない上、あくまで「借金」であることには変わりありません。

「もし利用した場合は余裕のある返済計画を立てる」「できればバンス制度を使わなくて済むようにお金の管理をしっかりと」この2点が大切です。

よほどお茶を引かない限り、その日のうちにある程度まとまった金額を稼げるのが風俗業界。バンスが必要ないくらい稼げるお店を見つけてくださいね！